内視鏡
(1)内視鏡的ポリープ切除(ポリペクトミー)
胃ポリープと大腸ポリープがあり、胃の場合は胃カメラ、大腸の場合は大腸カメラを使用し、各カメラから投げ縄の様なスネアという器具を出して、これをポリープのくびにかけ、電気で焼きとります。切除時に特に痛みはなく、比較的短時間で施行可能です。
(2)内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)
主に胃・大腸の早期癌に対して行う内視鏡治療です。
これまで内視鏡的治療が困難であった大きな腫瘍でも、内視鏡的に切除が可能となりました。
この手技で腫瘍を一括切除し、病理検査で根治しているかどうかを判断します。
(3)内視鏡的逆行性胆膵管造影法(ERCP)
十二指腸乳頭というところへ造影チューブ(細い管)を挿入し、そこで内視鏡の先端から造影剤を注入して、胆管をX線撮影する検査です。
(4)内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)
内視鏡を用いて十二指腸までチューブを挿入し、十二指腸乳頭部にEST用ナイフを挿入し、高周波を用いて切開し、ひろげる方法で胆汁が流れ出るようにします。