リニアック
治療（リニアック）のながれ
- 診察放射線治療医が診察を行い、さまざまな検査結果や全身状態を参考にして最適な治療方針を患者様と相談の上で決定します。また安心して治療が行えるように治療中の生活面や、期待できる効果・有害事象等の説明を行います。治療方針は放射線治療専門医が必ず確認しています。
- 治療計画用CTの撮影放射線治療の目標の位置を決定するために、エックス線CTを撮影し、病変や正常組織などの情報を取得します。このときの部位によって、専用の固定具を作成します。
呼吸などで移動する臓器の場合は、その移動量も確認しています。 - 治療計画の作成・検証治療計画用CTで得られた画像情報は、放射線治療計画装置というコンピュータに送られ、コンピュータ上で医師が医学物理士と協力し最適な治療計画を作成します。治療開始前に、治療計画の最適性を医学物理士と診療放射線技師が検証し、放射線治療専門医が最終チェックをしています。
- 治療の開始作成された治療計画に基づいて正確に放射線を照射します。
治療時間は更衣などを含めて多くの場合約15分です。 - 治療中看護師が患者様の状態を日々みさせていただくとともに、定期的に（少なくとも週一回は）放射線治療医が診察を行います。また、採血などの生理検査で全身の状態をチェックします。
治療中の困り事や相談、有害事象が発生した場合や、その都度ケアの必要な場合は治療計画の変更を行います。
治療計画は部位によっては変更が予定されている場合も多く、その場合は決められたスケジュールで変更用の治療計画用CTを再度撮影すします。 - 治療終了（経過観察）必要に応じて当院のCT・MRIやPET-CTなどの画像検査や腫瘍マーカのチェックも含めた経過観察をおこないます。紹介医のもとで行っていただく場合もあります。
医師と医学物理士による治療計画
診療放射線技師による照射
